常識かぶれ

波乱のダービーは東京9Rより始まっていた。
オートゼウス。8歳牡馬。
2年前ディープインパクトが出走したダービーと同じ日の
11Rに出ていた馬だ。
この日はディープインパクト単勝を買う人が多くて、
ダービーが10Rという事と間違えて、
近走悪い成績にも限らず、人気になっていた。
最終的には6番人気になっていたが、
本来なら2桁人気もおかしくはない。
だが、走った・・・3着だが、
近走の成績を見る限り馬券圏内にも厳しいかと思われた馬だった。
それが、3着。間違えて買った人にも一瞬夢を与えられたのではないか。

それから2年後の5月27日。
ここまで、マイル辺りを中心に使われていたオートゼウス。
距離も考えてかダートの短距離の富嶽賞の出走を狙っていた。
だが、残念ながら抽選漏れ。
そこで使われたのが同じ日の青嵐賞。
芝2400m。ダービーと同じ条件である。
しかし、芝長距離も初めて、
そして、最近は昔の脚も見れない・・・
9番人気の47倍も決しておかしくないオッズだった。
レースはオートゼウスが逃げる逃げる。
最後の直線で垂れそうになっても逃げる逃げる。
フェラーリファイブが差すか!という所でゴール。
オートゼウスにとっても2年前以来の馬券圏内。
そして、3年ぶりの勝利となった。
この時はまたダービーの時に走るのか!と、
ぐらいしか見ていなかったが、
まだ物語は続いていった。

東京10R・日本ダービー
ヴィクトリーの出遅れによって始まったレースは、
サンツェッペリンが出を伺った所を、
福永騎乗のアサクサキングスが先手に行く。
その後は出遅れたヴィクトリーがかかり気味に先行、
フサイチホウオーを思った以上に前、
だが、本馬場入場の時かなり入れ込んでいたのでどうなるか。
最後の直線で歓声の中、アサクサキングスが粘る。
フサイチホウオーは思ったよりも伸びない。
その中から唯一の牝馬ウォッカが着実に一歩一歩伸びてくる。
出走前は無謀とも思われた牝馬のダービー挑戦。
しかし、この馬は完勝と言える3馬身差。
上がりも最速の33秒フラット。
牝馬や牡馬というくくりで考えているのが間違えていたのかもしれない。
それほど衝撃的であったし、力の差を見せ付けられた。
64年ぶりの牝馬のダービー制覇。
だが、これはまだウォッカのこれから成す快挙の
ほんの序章なのかもしれない。

ここで一つのポイントが。
最初に挙げたオートゼウスが3番。
ウォッカも3番。
2年前ディープインパクトの後に走った同じ番号のオートゼウス。
そして今回は同じ距離でダービーの前に走ったオートゼウス。
2回とも同じ馬番が来ると誰が予想したことか。
ちょっとした運命というのも感じる第74回東京優駿だった。

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日本ダービー(Jpn1)
1着:△ウォッカ
2着:無アサクサキングス
3着:無アドマイヤオーラ

ウォッカが強すぎたレースでした、ただ単に。
ヒラボクロイヤルはもうちょい時計かかる馬場がよかった。
違う、ギムレット産駒でしたねえ(苦笑)
アサクサキングスは自分の競馬出来ればしぶとい。
福永の好騎乗でしょう。
アドマイヤオーラは伸びたけど、ま、想定内かな(笑)

目黒記念(Jpn2)
1着:○ポップロック
2着:無ココナッツパンチ
3着:無アドマイヤフジ

3歳牡馬頼りないな〜と思ったらこの結果かい!w

金鯱賞(G2)
1着:○ローゼンクロイツ
2着:△スウィフトカレント
3着:△インティライミ

中京は走るローゼンクロイツ
次は宝塚記念も楽しみになってきましたか。

ダービー、目黒記念は外しましたが・・・
東京11R@富嶽馬連
中京9R@こでまり賞は、単・複に馬連
中京11R@有松特別3連複と、
昨日の印通りに珍しく買っていったら的中多かった(笑)
というわけで今日は午後から行きましたしプラスです、すいません(苦笑)